ヤマトシロアリとイエシロアリ

日本において主に建築物や住宅に被害を与えるのが
ヤマトシロアリとイエシロアリです。
　ヤマトシロアリは北海道北部を除く全国に生息し、イエシロアリは千葉県以西、
四国、九州、沖縄などの海岸線に沿った暖かい地域に多く生息しています。

ヤマトシロアリ

　ヤマトシロアリは特別な巣を作ることはなく、餌を求めて集団で移動する習性があります。その為、被害のある場所が巣を兼ねることになります。
　このシロアリはある程度、湿度の高い場所を好む為、主に建物の下部に被害を与えます。しかし、雨漏りや水漏れなどで水分がある場合、上の部分にも被害を与えます。
＊翅蟻は体調4.5〜7.5ミリ程　体は黒褐色、翅は暗褐色
＊一つの巣で約1〜3万匹
＊翅蟻は4〜5月の日中に群飛する。

イエシロアリ

　イエシロアリは土中や建物に塊状の大きな巣をつくります。
乾燥した木材でも、水を運んで湿らせながら食べるので建物の天井裏まで激烈な被害を与えます。
　翅蟻が群飛したのに気が付いた時には、かなりの被害があるかもしれません。
＊翅蟻は体調6.5ミリ程　体は橙黄色、翅は淡黄色でやや透明
＊一つの巣で約数万〜数十万匹
＊6〜7月の夜間に群飛する。光に集まる習性がある。
＊黒蟻は峰の近縁種ですが、白蟻はゴキブリの近縁種です。